ヨモヤマバナシ

【 McWorter・Chudyがやって来た 】

掲載日 2009-02-21

2月15日

Jerry Mc WorterとRichard Chudyが仙台にやってきた。
もう彼らとの付き合いも随分久しいな、と思う。

毎年のように日本までわざわざキューを持ってきて、直接日本のプレイヤー達と触れ合い、理解し合おうと努力しているこの2人は、キューメーカー達の中では少し変わった存在である。
聞けば、Jerryは今回で14回目の来日、14年前から日本を訪問し始めたそうで、Richardは9回目。
これだけ続けられるということは、彼らのキューは日本のカスタムファンにきちんと根付いているのであろう。
自分も皆と一緒になって彼らを応援したいな、と思った次第である。


仙台駅に到着したのが午後2時前。電車の中で駅弁を食べたとかで、まだお腹は空いていないという。どんなキューを持参したのか、また新しい情報は?と早速拙宅へ。


ウ〜ン、相変わらず綺麗なキューだな…。新しいデザインもあるね、等と1本1本チェック。
今晩お店のお客さんが1本でも買ってくれますように…と心から願う。
自分もよく海外に行くけど、お金が儲かるというだけではなかなか来日を続けられることではないのをよく知っている。
キューを見せてもらった後、3人で軽く9ボール。
Jerryがとにかく上手である。姿勢を低くしてきちんとストローク…、新しいバットに新しいシャフトだけど、何の苦もなく台上を掃除していくのには驚いた。
これだけ見事に入れられるとキューが良いのかな?と思うのが人の常。
Mc Worterがことさら良いキューに見えてしまった。


夕食を待つ間、少しお互いの情報交換。
「Luckyは売れている?日本の景気はどう?」
「ん〜、まぁまぁかな…。景気の影響はあまり感じないけど…自分はカスタムメインだからね。プロダクトはどうかな?」
「日本はプロダクトが強いよね。なぜ売れるんだろう?」
「まず雑誌がプロダクトを毎号取り上げているし、日本のプロをほとんどMezz・Adamがスポンサードしているから…、プレイヤーとすれば、どうしても周りの影響はあるんじゃないのかな。…まあこんな業界は日本だけだと思うけど…」
と言いながら棚にあった“CUE’S”を見せた。
表紙からずっとMezzとAdamのオンパレード…。よく毎回こんなにも情報があるものだ、と自分は思っていたが、彼らも雑誌を手にとって同じことを感じたようである。
「AdamやMezzは随分進歩したな、とよくJerryと話しているよ。」とRichard。
「でも何故こんなに価格が高いんだ??」とJerry。
ん〜…、と返事に困っていると、あまり表面だって話をしないRicが
「自分達のキューは1人でじっくり木を削り、何から何までプライドを持って仕上げた少量生産の物。手作り感もかなりあるし…。それと大きな工場で何人もの人が分業で作るのが大体同じか少しあちらが安いだけ、というのはなかなか理解できない。」と言い立てた。
実はそれはこちらの言い分で、何故日本のキュー雑誌にACAで広告を出さないのか?皆で分担すればかなり安くできるはずなのに…。カスタムキューの良さ・愉しさをもっと知ってもらいたいなぁ。

Jerryは「日本人に“何本キューを持っている?”と聞くと皆5本とか20本とか答えるけど、“じゃ君はコレクターだね?”と言うと一様に“否、プレイヤーでコレクターじゃない。”と言う。アメリカでは5本持っていたら必ずコレクターなのに。アメリカではプールプレイヤーよりコレクターの方が、ステイタスが高いけど、日本では少し逆なのかな?それとも恥ずかしがりや?Lucky、もっとコレクターの集まりをしないと…。日本には本当にたくさんのコレクターがいると思うよ。もっと情報と喜びを皆に与えてみれば…。」
私?私の出番??う〜ん、そうか…。そういえば、昔はキューメーカーを招待してイベントをしてたっけ。
プロダクトとカスタムの違いなどを話していたら、夕食前の小一時間はあっという間に経ってしまい、お店までの移動の車内までも持ち越してしまった。
マーケットに対する感じ方は、メーカーさんだけに大変鋭く、名前を聞かなくなったメーカーのことから、先般カンザスであったICCS(インターナショナル・キュー・コレクターズ・ショー)のことまで…実にたくさんの話を教えてくれた。


お店に着いたらもう皆は集まっていて、サインやら写真やら…、台上に並べられたキューの写真をあちこちからケータイで激写。そりゃそうだよね、製作者が直々に作品を持ってお披露目に来てくれるなんて、しょっちゅうあるものではないのだから。
21時から夜中の1時まで、2人も入れてリーグ戦。買う・買わないは別にして、皆1人1人満足したようだった。2人とも疲れも見せずに撞いてくれ、新しい友人もできた。


帰りの車の中で
「Lucky、今日はありがとう!!」
「???」
「皆と顔見知りになれ、楽しく過ごせたのは本当に良かった、ありがとう!」
Mc WorterとRC3、どちらもウチのメインメーカーではない。だけど、今日1日で自分はすっかりファンになった。少し誤解していたところもあったかな、と思う。


『自称プレイヤーのキューコレクターさん達、ChudyもJerryもとてもまじめで親日家のキューメーカーです。是非1本お持ちになりませんか?彼らの性格通りきちんと作られていて、価格も大変お手頃です!!私、Luckyが自信を持ってオススメします!!』 

By Lucky